蒲生郡安土町常楽寺1番(平成17年3月23日)
この神社は夫が『乃木希典さんが度々参拝した神社』という事を知っていて今回の旅では欠かせない神社になっていました。此処は全国の宇多源氏・佐佐木源氏(京極家、黒田家、三井家、佐佐木家など二百二十余姓)ゆかりの人たちが信仰する神社で、乃木さんも佐々木四郎高綱の末裔だったようです。雨の中、私達が参拝したときにも他にお一人、佐々木家縁の方でしょうか、本殿から権殿、その他全ての社殿に熱心にお詣りする方がいらっしゃいました。この本殿・権殿その他東西回廊・楼門・拝殿、全て江戸中期に再建されたもので県指定重要文化財となっています。
表参道入口の大鳥居を潜り、静まりかえった参道を行くと質実豪壮な楼門が見えてきます。その茅葺きの門を潜り境内に足を踏み入れると、其処には雨に濡れて一段と際だつ社殿の数々が、ただ静かに音もなく建ち並び、清廉な神域という雰囲気を見る者に与えていました。由緒、御祭神は下記にてどうぞ。
(明治40年4月建立)
(昭和32年建立)
【御祭神】
本殿
一座/少彦名命・・・ササキ郷の祖神・産土神
二座/大彦命(大毘古神)・・・沙沙貴山君の祖神・四道将軍
三座/仁徳天皇(オオササキのすめらみこと)・・・沙沙貴にゆかりある祭神
四座/宇多天皇・敦実親王・・・宇多源氏・佐々木源氏・近江源氏の祖神
以上の四座五柱を称して「佐佐木大明神」としています。
権殿・佐々木源氏ゆかりの御祭神
置目姫命・源雅信命・源秀義命・源氏頼命
乃木希典命・乃木静子命
沙沙貴郷戦没者靖国命
磐境
少彦名命・沙沙貴山君
【由緒】
創建年代は明かではありませんが式内社です。景行天皇が志賀高穴穂宮に遷都のおりに、国家鎮護の神として社殿を造営させたとも、また、この地に居住した佐々木氏の祖が祖神である大彦命を祀ったことに始まるとも伝えられています。
5世紀から6世紀以降の記録に残る佐々貴山君がこの付近に勢力をもっており、この一族の氏神が佐佐木大明神であるとされるが、ただこの佐々貴山君一族と宇多源氏(佐々木源氏)の関係は、今一不明とされていますが、宇多天皇の皇子であった敦実親王が佐々木源氏の祖であり、その子孫が累代尊崇してきた事は確かです。天保年間(1830−44)に社殿が炎上しましたが、佐々木源氏の丸亀藩主京極高明によって再建されています。
源頼朝書「佐佐木大明神」の
額が掲げられてある表参道入口
表参道一の大鳥居
一の鳥居前の大きな招魂社系狛犬
灯籠の建ち並ぶ広い表参道
茅葺きの質実豪壮な楼門
1848年建立の県指定文化財・拝殿
同じく1848年建立文化財指定・本殿と
昭和30年建立・幣殿
本殿内の未だ新しい神殿狛犬
幣殿内のドングリ眼、笑う狛犬。
見ている方も心が和み楽しくなります。
権殿
(本殿を新築または修復するときに御神体を一時奉安する仮殿)
権殿横、最奥で人知れずひっそりと
守護の役目を担っているお疲れの神殿狛犬
吉方、悪方之社入口
沙沙貴大社道の 道標
吉方、悪方之社入口前の恐い狛犬
大きな絵馬が沢山掲げてある
面白い造りの絵馬殿
境内から見た楼門。
ここから裏参道入口に向かいます。
裏参道駐車場近くにいた彫りの浅い狛犬
裏参道の鳥居
裏参道入口。
駐車場はここから入ります。
境内にあった乃木さんのお言葉